研究協力者募集のご案内です。
現在お茶の水女子大学発達臨床心理学コース旧岩壁研究室(現石丸研究室)では、国際学会 The Society for Psychotherapy Research(心理療法研究学会)の分科会(SPRISCAP/文化と心理療法の分科会)のメンバーを中心とした国際チームと協力して、「うつの体験」に関する研究をしています。私もその研究メンバーに加わって活動しています。
一人一人の方がうつをどのように体験し、どのように回復していくのかという、当事者の視点を大切にしてうつを理解しようとする研究です。本研究の目的は、日本、台湾、韓国、チリ、コロンビアなど様々な国の研究者がそれぞれの文化・社会におけるうつの体験に関するデータを集め比較することで、うつの体験の文化を越えた共通するプロセスや社会文化的側面についての知見を集めることです。そして、その知見をうつに苦しむ方とそのご家族への支援に役立てることを目指しています。
うつを外から専門家が分析するのではなく、インタビューによって得られた当事者の語りを通して理解し、支援に繋げていこうとする研究です。
現在は「東北地方」にお住まいの方を対象にインタビューを計画しています。
協力をお願いしたい方は「過去にうつをわずらい、回復してから3年以内の成人の方」です。
症状がなくなっても現在治療をご継続の方は、主治医に研究協力による悪影響がないかご確認の上お申し込みください。
年齢は18 歳から 65 歳で男女は問いません。
わずかながら協力の謝礼もあります。
もしご関心のある方がいらっしゃったら以下のPDFファイルに記載されている内容をご確認の上ご連絡頂けましたら幸いです。
知り合いに上記の対象になりそうな方がいらっしゃいましたら、うつを理解する貴重な知見となりますのでご紹介頂けましたら幸いです。
インタビューは臨床心理士が行います。うつの体験を語ることで、気持ちの整理が進んだという方もいらっしゃいますので、そういう副次的なメリットもあるかと思います
どうぞよろしくお願いします。
岡本覚